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2011年10月28日 (金)

スマートフォンホームページ作成横浜 ノークリサーチ、年商500億円未満の国内SMBのERP利用実態とユーザー評価を発表

ノークリサーチ(伊嶋謙二社長)は、10月13日、年商500億円未満の国内の中堅・中小企業(SMB)の統合基幹業務システム(ERP)利用実態とユーザー評価を発表した。

 製品シェア1位はオービックビジネスコンサルタント(OBC)の「奉行新/V ERP」で、2位がSAPジャパンの「SAP ERP/SAP Business All-in-One」、3位が富士通・富士通マーケティングの「GLOVIA smartシリーズ」だった。以前からSMB向けの基幹系業務システムで高いシェアを誇るOBCが伸びを示す結果となった。従来よりも高い年商帯に加え、年商5億円未満も含む低年商帯での導入件数が他ベンダと比べて伸びた。ノークリサーチは、高年商帯では機能要件を大きく落とさずにコストを下げる選択肢を、低年商帯では「奉行シリーズ」で聞き慣れた製品から来る安心感を提供したことがOBCの伸びにつながったとしている。

 「新規導入予定」の製品・サービスの運用形態を「導入済み」の運用形態と比較すると、パッケージが運用形態全体に占める割合に大きな変化はなく、独自開発からパッケージへの移行が緩やかになっている状況が明らかになった。パッケージの運用をアウトソースする割合は増加しており、ユーザー企業が外部委託による運用・管理コストの削減を図る動きがみられた。

 端末環境は、スマートフォンやタブレット型端末の占める割合が増加する傾向にあるが、「新規導入予定」での比率はそれぞれ8.5%、5.1%とまだわずかにとどまっている。バーコードリーダーなどの特殊用途向け端末は、「導入済み」での割合が1.9%で、「新規導入予定」ではタブレット端末と同レベルの5.1%だった。ノークリサーチは、従来は専用機器を採用していた特定用途向け端末を、スマートフォンやタブレット端末などの汎用機に置き換える動きが出てくる可能性があるとみる。

 導入・サポートの価格は、シェア上位製品・サービスのうち「奉行新/V ERP」と「GLOVIA smartシリーズ」が高い評価を得た一方で、「SAP ERP/SAP Business All-in-One」がやや厳しい結果となった。SAPジャパンは、FI(財務会計)など特定の機能モジュールをパートナーのソリューションとあわせて短期で導入する「Fast-Start Program」で新規導入シェアを順調に伸ばしてきた。だが、既存システムとの連携やパッケージ自体の維持管理では、SMB向けに設計・開発している他製品・サービスと比べてコスト負担が大きくなっている可能性がある、とノークリサーチは分析する。

 自社要件適合性では、「独自開発システム」が最も高い評価で、製品/サービスをベースとしたソリューションの適合力とユーザー企業側のニーズとの間にギャップのある状況が確認できた。ただし、設定による機能の追加・変更で、「GLOVIA smartシリーズ」や「EXPLANNERシリーズ」などの特定業種に強い製品・サービスが高い評価を得ていることがわかった。ベンダーは、カスタマイズせずに個別のユーザー要件に適合する工夫を進めており、これまでのギャップが今後解消に向かう兆しがみえ始めた。(信澤健太)

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